白味噌が恋しくなるとき

2023.10.13

志まやブログ

 

白味噌が恋しくなるとき

 

先日、新婚旅行で世界を回っていた知人から
日本へ帰国後、こんなLINEがきました。

「世界を旅をしていて、白味噌が恋しくなりました〜」と。

 

白味噌が恋しいとは、なんと素敵な表現!と思う一方で、
海外で白味噌を手に入れることは難しいんだと感じました。

いや、待てよ。

日本でも地方によって白みそを日常的に使っている地方と
そうじゃない地方があるんじゃないかと思い、
このコラムを書こうと決めました!

 

皆様白味噌に、馴染みがありますか?
(ない方のほうがきっと多いような・・)

 

徳島はお正月のお雑煮が白味噌なので、白味噌はお友達!
お雑煮は、地方によって味が違います。
お隣香川県のお雑煮は、白味噌のお雑煮に
あんこ入りのおもち。

どんだけ甘いんですか!と言いたくなります。

 

徳島でも西の地方では、白味噌ではなくて
赤味噌(八丁みそに近い濃いお味噌)を使ったり、
徳島でもこんなに違うの?と初めて聞いた時は、
ハテナで頭がいっぱいでした。

ほんと、お味噌って奥深いですね。

白味噌って、すごく便利なんですよ。

 

  • シチューに入れると、コクと甘味共に上品な深みがでる!

  • チーズケーキに入れると、お砂糖の量を抑えることができる!

 

素晴らしすぎませんか!!

 

昨年、洋食のシェフにお願いし、
志まやの白味噌を使った料理をお願いしました。
全て絶品。白味噌のパワーを侮っていました。
完全敗北です。やられました。(チーン)

スペック高すぎ!白味噌が、ここまでできるんだぞ!
と訴えかけてきましたね。下記がレシピになります。

白菜とポークのミルフィーユ味噌グラタン

 

白みそを使った地魚のみそ漬け〜西京焼き〜

 

白味噌を使う機会は少ないから、ポーションサイズは
小さい方がいい。と言われますが、
これだけ便利な白みそを知ってしまえば、
500gなんてあっという間ですよ!

ここだけの話、
白味噌って赤味噌と違い、そこそこの量を使用します。
だからなくなるのもはやい。(わぉ)

お雑煮作る時は要注意ですよ!
普段のお味噌汁を作る感覚でいると、味が整いません。

「大晦日に、白味噌が足りなくなった!」と焦り
白味噌を追加購入するお客様がいらっしゃるのは、
志まや味噌の年末のよくみかける光景です。(笑)

 

実は、志まやの白味噌は粒が残った白味噌もあります!
白味噌のアラと読んでますが、
(皆さんが想像する白味噌は、麹の粒がないスリと言った状態のもの)
これは別物といっていいくらい、味が変わります。

 

通な方は白味噌のアラをお味噌汁と同様に
漉し器でこして、お雑煮やお味噌汁を作ります。
あっさりした甘さが特徴。甘ったるくならない優れもの。
西京焼きやクリームチーズに漬けるなら、
白味噌のアラがおすすめ。
おもちに白味噌のアラをつけて食べる方も、、!
(こちらは食べすぎると太るので、要注意です笑)

 

志まやでは白味噌のスリとアラは、
別の商品と考えているので購入ページもわけてます。

と、白みそについて、ツラツラと書いてみましたが、
少しでも白みその魅力について感じていただければ幸いです。

 

白味噌はなんで甘いの?なんで白いの?といった疑問は、
こちらのページで解決して下さい!

 

味噌屋を生業としていると当たり前のことが、
味噌屋から離れると当たり前ではなかったり、、。
そのなお味噌屋の日常を感じていただければと思います。

 

最後に余談。

白みそって京都のイメージがあると思うのですが、
生粋の京都人の友人に「毎日お味噌汁は白味噌?」
と聞いてみると
「甘い味噌汁、毎日飲まれへん!ちゃんと赤味噌も使います。」
とぶったぎられました。(笑)